覚せい剤の密輸事件が増加しています。摘発件数が過去最多〜身近に起こる薬物犯罪〜VOL.5

ひとことで覚せい剤と言っても、流通している覚せい剤の成分は、国によって違いがあるということをご存知ですか?

日常生活で役立つ機会は少ないと思われる情報ですが、ここでご紹介しておこうと思います。

覚せい剤とは、覚せい剤取締法で、下記のものをさすと定められています。
? フェニルアミノプロパン(アンフェタミン)、
フェニルメチルアミノプロパン(メタンフェタミン)及び各その塩類
? ?と同種の覚せい作用を有するもので、政令で指定するもの
? ??に掲げるもののいずれかを含有する物

このうち、?の中でアンフェタミンは主に欧米で使用され、日本では一般的にメタンフェタミンが流通していると言われています。

また、覚せい剤の使用方法としては、静脈注射、あぶり、スニッフィング(鼻から吸う方法)などがあります。
常習者は、即効性のある静脈注射をすることが多く、若者や覚せい剤を使い始めたばかりの人はあぶりで用いることが多いのが現状です。
ちなみに、平成22年の覚せい剤の検挙者数は11,999人で、そのうち初犯者が約40%を占めました。

覚せい剤の1回あたりの使用量は、静脈注射では0.02グラム、あぶりの場合は0.04グラムとなるもようです。
末端価格は、価格の変動はありますが、1グラム当たり6,000円〜30,000円とされています。

                                                                                                            • +

逮捕されたらアトム法律事務所
お問合せ:(0120)631-276(24h対応)
東京支部刑事弁護士携帯サイト
大阪支部刑事弁護士携帯サイト

                                                                                                            • +