痴漢の冤罪トラブル 正しい対処法を刑事弁護士が解説 VOL.10
刑事弁護士ブログ「痴漢の冤罪トラブル」シリーズをお読み頂きありがとうございます。
前回まで、トラブルの対処法や実例のご紹介をしてきましたが、特に男性の中には、そもそも冤罪トラブルに巻き込まれない方法が知りたい、という方も多いと思います。
痴漢冤罪を未然に防ぐ方法として、巷では「同性愛雑誌を常に持っておく」「リュックサックをお腹側に持つ」などの方法も紹介されています。
これをすれば絶対に大丈夫、という方法が確立されているわけではありませんが、刑事弁護士の立場からは、
・満員の電車内では出来るだけ女性の近くには立たない。
・女性の近くに立つ場合には、両手でつり革につかまる。
・女性に痴漢を疑われた場合は、今後その女性と会わないよう乗車車両や時間を変える。
という方法が有効であると考えています。
これまでお話ししてきたように、痴漢冤罪は確かに深刻な社会問題です。
しかし、適切な対応法を予め学んでおけば、極端に心配する必要はありません。
近年の冤罪問題を受けて、警察や検察も立件や捜査には慎重です。
もし、間違って痴漢の疑いをかけられてしまった場合は、「痴漢は絶対にやっていない。」「被害者が勘違いした可能性がある。」ということを粘り強く訴えていくしかありません。
安易に罪を認めてしまうことだけは絶対に避け、専門家のアドバイスの下、事案に応じた解決策を取っていくことが大切です。
トラブルに巻き込まれた際は、専門家である、信頼できる弁護士に連絡されることをお勧めします。
われわれアトム法律事務所でも、急なご相談やご不安にお応えするために、24時間体制で備えていますので、そうした痴漢冤罪トラブルに巻き込まれてしまった場合は、まずはお電話ください。
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