前科と就職問題 前科前歴が就職に与える影響、起訴猶予のケースなど

代表の岡野です。

法律相談でよく、前科が付いた場合のデメリットについてご質問を受けます。
前科とは、一般に、過去に刑罰を受けたことがある経歴をいいます。

前科は、刑事裁判で懲役刑を受けた場合だけでなく、交通事故などで略式罰金となった場合にも付きます(いわゆる罰金前科)。

前科は、戸籍や住民票、住民基本台帳等に記載されることはないため、前科が付いたとしても民間の企業が照会することは不可能です。

ただ、就職の際、履歴書の処罰欄に、前科があるにもかかわらず「前科なし」と書くことは虚偽記載に該当します。

履歴書に虚偽記載をした場合は、後に会社から懲戒処分を受ける可能性が高く、場合によっては懲戒解雇されてしまいます。

そのため、軽微な犯罪を犯してしまった場合は、被害者と示談して不起訴処分を目指すことをお勧めします。

不起訴処分(起訴猶予を含む)になれば、前科は付かず、人生をクリーンな状態でやり直すことができます。


★★★ATOMによる事件解決→前科が付かなかったケース★★★

・詐欺の容疑で逮捕されたが、不起訴で前科が付かなかったケース
クライアント(30代、男性、東京)が、数名と共謀のうえ、交際クラブ会員希望の被害者に対し、保証金を振り込めば多額の報酬が支払われる旨嘘を言い、被害者を欺いて現金を口座に振り込ませた容疑で逮捕・勾留された詐欺の否認事件。
ATOMの弁護士のアドバイスの下、容疑に対し否認を貫いたところ、勾留満期に処分保留で釈放され、後日、正式に不起訴が決定しました。

覚せい剤の譲渡容疑で逮捕されたが、不起訴で前科が付かなかったケース
クライアント(20代、男性、東京)が、友人宅において、友人に覚せい剤の結晶約0.1グラムを無償で譲り渡した容疑で逮捕・勾留された覚せい剤取締法違反の否認事件。
ATOMの弁護士のアドバイスの下、容疑に対し否認を貫いたところ、勾留満期に処分保留で釈放され、後日、正式に不起訴が決定しました。

・住居侵入の容疑で捜査を受けたが、不起訴で前科が付かなかったケース
税理士であるクライアント(30代、男性、東京)が、以前勤めていた税理士事務所に無断で侵入した容疑で捜査を受けた住居侵入の自白事件。
ATOMの弁護士が示談を成立させ、後日、正式に不起訴が決定しました。

・強姦の容疑で捜査を受けたが、不起訴で前科が付かなかったケース
会社員であるクライアント(30代、男性、横浜)が、ラブホテルの客室内において、同僚の女性を無理やり姦淫した容疑で捜査を受けた強姦の否認事件
ATOMの弁護士のアドバイスの下、容疑に対し否認を貫いたところ、後日、正式に不起訴が決定しました。

・置き引きの容疑で逮捕されたが、不起訴で前科が付かなかったケース
無職のクライアント(30代、男性、東京)が、歩道上で酩酊し寝込んでいる被害者のズボン後ろポケットから、現金1万9000円入りの財布を抜き取った容疑で逮捕・勾留された窃盗の自白事件。
ATOMの弁護士が示談を成立させ、留置場から処分保留で釈放され、後日、正式に不起訴が決定しました。

・痴漢の容疑で逮捕されたが、不起訴で前科が付かなかったケース
外資系企業に勤めるクライアント(30代、男性、東京)が、酒に酩酊して帰宅中、駅の改札口付近において、女子高生のお尻を着衣の上から触った容疑で逮捕された迷惑行為防止条例違反の自白事件。
ATOMの弁護士が示談を成立させ、後日、正式に不起訴が決定しました。

・盗撮の容疑で逮捕されたが、不起訴で前科が付かなかったケース
クライアント(20代、男性、八王子)が、駅ビルのエスカレータにおいて、移動中の女性のスカート内をペン型カメラで盗撮した容疑で逮捕された迷惑行為防止条例違反の自白事件。
ATOMの弁護士が示談を成立させ、後日、正式に不起訴が決定しました。

・詐欺や文書偽造の容疑で逮捕されたが、不起訴で前科が付かなかったケース
自営業を営むクライアント(30代、男性、東京)が、共犯者と共謀のうえ、偽造の免許証と偽造した購入申込書を提示し、携帯電話2台をだまし取った容疑で逮捕・勾留された偽造有印公文書行使、有印私文書偽造・同行使、詐欺の否認事件。
ATOMの弁護士のアドバイスの下、容疑に対し否認を貫いたところ、勾留満期に処分保留で釈放され、後日、正式に不起訴が決定しました。

大麻所持の容疑で逮捕されたが、不起訴で前科が付かなかったケース
自営業を営むクライアント(20代、男性、川崎)が、乾燥大麻約0.4グラム(風袋込み)を所持した容疑で逮捕・勾留された大麻取締法違反の自白事件。
ATOMの弁護士のアドバイスの下、贖罪寄付などで反省の態度を示したところ、勾留満期に処分保留で釈放され、後日、正式に不起訴が決定しました。

風俗営業法違反の容疑で逮捕されたが、不起訴で前科が付かなかったケース
クライアント(30代、男性、東京)が、共犯者らと共謀のうえ、禁止区域内において、違法な個室マッサージ店を経営した容疑で逮捕・勾留された風適法違反の事件。
ATOMの弁護士のアドバイスの下、贖罪寄付などで反省の態度を示したところ、勾留満期に処分保留で釈放され、後日、正式に不起訴が決定しました。

・強盗致傷の容疑で逮捕されたが、不起訴で前科が付かなかったケース
自営業を営むクライアント(40代、男性、東京)が、タクシーの乗車料金4220円の支払いを免れようと企て、タクシーから降車して立ち去ろうとしたが、運転手に追いかけられ、運転手に暴行を加え傷害を負わせ支払いを免れた容疑で逮捕・勾留された強盗致傷の自白事件。
ATOMの弁護士が示談を成立させ、後日、正式に不起訴が決定しました。

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