中日・ネルソン投手実弾所持逮捕事件 西脇球団代表「責任を重く感じている」 アトム東京法律事務所

(02/27 12:28 東海テレビ)

中日ドラゴンズマキシモ・ネルソン投手(27)が、実弾を所持していたとして逮捕された事件を受け、西脇紀人球団代表は27日朝、「責任を重く感じている」と話した。
中日ドラゴンズの西脇球団代表は「捜査の進展を見守って、結論を考えたい。われわれも責任を感じ、重く受け止めておりますので」と話した。
森野将彦選手会長(31)は「ちょっと残念ですね」と話した。
ドラゴンズの投手、マキシモ・ネルソン容疑者は26日、キャンプ地の沖縄から愛知・名古屋に戻る際、那覇空港で、手荷物のバッグの中に実弾1発を所持していた疑いで逮捕された。
警察の調べに対し、ネルソン容疑者は「ドミニカで持っていた護身用の拳銃の弾が、バッグに残っていた」と供述していて、警察は、ネルソン容疑者の自宅を家宅捜索する方針。

(引用元:http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00172568.html)


拳銃実包の所持は5年以下の懲役又は200万円以下の罰金に処せられます。

ネルソンの説明では手荷物のバッグの中から発見された実弾1発は、拳銃や実弾の所持が許されているドミニカ国内でバッグ内から取り出し忘れたもののようです。

所持罪は、一般に所持の事実と所持の意思が必要ですが、ネルソンは所持の事実があっても日本国内での実弾所持の認識に欠けることになれば拳銃実包所持罪は成立しないことになります。

若干気になるのは、ドミニカから日本に来た際、空港内での手荷物検査で実弾を発見することができなかったのでしょうか。

そのことがクリアーできて、バッグ内の実弾がネルソンの言う通りにバッグの底などにあって取り出し忘れた状況と符合すれば、最終的に検察官は、実弾を所持する意思がないか、極めて乏しいとしてネルソンを嫌疑不十分または起訴猶予処分とすることになるのではないかと思われます。