覚せい剤密輸が増加・摘発件数が過去最多〜身近に起こる薬物犯罪〜 VOL.1

覚せい剤事件、と聞いて、どういう印象を持たれるでしょうか。

芸能人が関係する事件がニュースになったこともあり、自分には縁遠い事件だ、と思われる方も多いと思います。

しかし、今日、国内で流通する覚せい剤の量は決して少なくありません。

警察庁のまとめによると、2011 年に全国の警察が摘発した覚せい剤の密輸事件は前年比40.9%増の186 件(約400 キロ超)で、平成(1989年)以降、過去最多を記録したことがわかりました(時事通信 2 月6 日、3月1日配信記事より)。

これと同時に、覚せい剤をめぐる、刑事手続き上の事件も問題になっています。

今年1月には、男性が覚せい剤所持の容疑で現行犯逮捕されるも、その後の正式鑑定で覚せい剤成分が検出されず、9時間半後に釈放された事件が起きました。
また、先日は、覚せい剤使用の容疑で起訴された男性に対する違法な捜査が裁判で問題となり、無罪判決が言い渡されました。

それだけに、覚せい剤をめぐる事件は決して遠い事件ではなく、思わぬ疑いをかけられたり、トラブルに巻き込まれる可能性がある事件ということができます。

そこで、今回は、覚せい剤事件について、近年の動向等を中心に解説したいと思います。

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