痴漢の冤罪トラブル 正しい対処法を刑事弁護士が解説  VOL.3

■「とにかく逃げる」のはOK?もし逃げられなかったらどうなる?

インターネットなどでは、痴漢に間違えられたら「相手を振り切って逃げるが勝ち」といった情報も見受けられます。

しかし、「とにかく逃げる」のが得策かというと、必ずしもそうとは言えません。
現場から「強引に」逃げた場合は、誰何されて逃走しようとする準現行犯人として、周りにいる乗客や駅員に現行犯逮捕される可能性があります。
また、強引に逃げようとする途中で、相手や周りの人を押し倒してしまい、傷害罪などの別の犯罪が成立する可能性があります。

「私人による現行犯逮捕」を避け、現場から立ち去るためには、あくまで「穏便に」その場を立ち去るように心がけましょう。
「穏便に」立ち去れない場合でも、何とか相手を説得し、自分が犯人でないこと(他に犯人がいる可能性があること)を理解してもらい、その場を離れる必要があります。
場合によっては、その場で弁護士事務所を検索し、電話相談などでアドバイスを求めるのも良いかもしれません。

また、最悪の事態を想定して、携帯電話やメールで、家族らに現状を伝えておくことも有効です。
仮に強引に現行犯逮捕されてしまったとしても、事情を知っている家族らが直後に弁護士を選任し、いち早く事件が解決されることが期待できるからです。

実際、私たちの弁護士事務所でも、逮捕直後に家族らから連絡が入ったおかげで、スムーズに解決できた事件がたくさんあります。

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