裁判員制度の解説 アトム東京法律事務所

裁判員に選ばれる確率は? part1

さて、みなさんが裁判員に選ばれる確率はどのくらいでしょうか?

殺人や強盗致傷など裁判員裁判の対象となる事件は、
昨年度平成20年に地方裁判所が結論を下した事件数に当てはめてみると
全国で2324件になります。
有権者数(平成20年9月2日現在)を基に、
1事件あたり、裁判員6人と補充裁判員2人が選ばれると仮定して
ざっと試算した場合、
全国平均で5593人に1人が裁判員に選ばれることになります。

地裁別では、
確率の高い地域
1位. 堺支部を除く大阪地裁本庁:2921人に1人
2位. 小倉支部を除く福岡地裁本庁:3105人に1人
3位. 高知地裁:3129人に1人

確率の低い地域
1位. 山形:1万7460人
2位. 富山地裁:1万6253人に1人
3位. 金沢地裁;1万4817人に1人

ということで、
地域によって実に最大6倍もの確率差があります。
確率の高い地域を全て西日本が、
確率の低い地域を日本海側の寒い地域が独占していますが、
土地柄と犯罪率との関連が気になるところですね。

<つづく>

岡野

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